おみこしの窓 〜バンドのあれこれ〜

音楽、バンドに関する様々なアレコレを書いています

突然始まる火曜サスペンス劇場 〜1年生になったら編〜

一年生になったらー♩いっちねんせーいになったーらー♩友達100人できるかな??

 

ひゃーくにーんで食べたいな♩富士山の上でーオニギリを♩

 

パックンパックンパックンチョ♩

 

男「てめぇ...オニギリに何..いれやがった...!?」

 

全身の力が抜ける。倒れ込んだ男の指先からオニギリがこぼれ落ちた。

 

女「フフ...睡眠薬よ...」

 

女は倒れ込んだ男を見下ろし、冷たい笑みを浮かべる。

 

男「なに...!」

 

女「あなたは友達を作り過ぎた。」

 

男「そ...そんな...」

 

女「あなた...友達を100人も作ってどうするつもりだったの?」

 

男「俺はただ...みんなで日本中を駆け回ったり...みんなで笑って世界中を震わせたり...」

 

女「その思想が...危険なのよ!」

 

女は声を荒げて男の話を遮る。

 

女「私は100年後の未来の世界からやってきた。あなたを止めるためにね。」

 

男「未来の世界...だと??」

 

女「あなた達が笑い声で世界中を震わせたあの日、人類は未曾有の大災害に見舞われたわ。世界中のありとあらゆる地域でマグニチュード10の大地震が併発し、同時に発生した津波はすべてを飲み込んだ。あなた達の”わっははわっははわっはっはっ”と言う笑い声をキッカケにして...ね。」

 

男「そん...な...俺たちの笑い声に...そんな力が...」

 

女「生き残った人々は数少ない物資を巡って争った。津波地震によりインフラは崩壊し、文明は滅びたのよ。私の祖父母と両親は...人知れずにタイムマシーンの開発を続けていた。そして、あなたを止める為にこの世界にやってきたの。」

 

男「へっ...つまりあんたは人類の滅亡を阻止する救世主って訳か...」

 

女「そんな綺麗なもんじゃないわ...」

 

女は目を伏せた。男は何とか意識だけはまだ保てているが、自分の力ではもう指先を動かす事すら出来ない。意識を失うのも時間の問題だった。

 

男「俺を...殺すのか...?」

 

女「殺しはしないわ。あなたを殺しても、今さら私の元いた世界に平和は訪れない。」

 

男「なら一体...」

 

女「未来に連れて帰って実験台になって貰う。そしてあなたの声の力を兵器として利用する。元いた世界で覇権を得る為にね...。可哀想だけど、あなたは実験台として一生を終える事になるわ。」

 

男「へ...そうかよ。知らなかったぜ...俺にそんな力があったなんて...な...。」

 

そう言って男は意識を失った。女はゆっくりと彼に近づきながら、1人呟く。

 

女「私だって...信じたくなかった。あなたじゃなかったら良かったのにって何度も思ったわ...。でも気付いてしまったのよ。ずっと...見てたんだもの。」

 

女は意識をなくしている男の唇に、そっと自分の唇を重ねる。頬から一筋の涙がこぼれ落ちた。

 

女「あなたの笑い声...好きだったわ。すごい力ね。私の心も...簡単に震えてしまうんだもの。」

 

fin

 

朝っぱらからくだらない妄想がとどまることを知らない。よくよく見直すと全然火サスじゃなくて泣いた。参考までに一年生になったらの歌詞はこちらから。

 

http://j-lyric.net/artist/a00126c/l00064a.html

 

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