おみこしの窓 〜バンドのあれこれ〜

音楽、バンドに関する様々なアレコレを書いています

女装は男性にしか出来ないんだから、この世で最も男らしい行為は女装なのではないだろうか?

夏に向けて男らしさを磨きたい。私はひと夏の恋って奴を経験してみたいのだ。

 

たまたま読んだコラムによると、ひと夏の恋を過ごしたい理想の男性像は「男らしい人」が人気らしい。なので私も夏に向けて野獣の様な男の色気を出していきたい。今のところ私からは汗と涙と皮脂とヨダレぐらいしか出ていないが、今から頑張れば少しくらい男らしさを身につけられるのではないだろうか。

 

では具体的に「男らしさ」とは何だろう?一般的には男性特有の女性には真似できないような要素のことを指す。


筋肉質な肉体しかり、決断力や行動力がある事が挙げられるが、突き詰めればこれらの要素は女性にだって身に着けられる。


そんな折に、男性の男性による男性だけに許された最も男らしい行為...これってもしかして「女装」なんじゃないかって考えが降って湧いてきた。つまり何が言いたいのかは、記事のタイトルに全て集約されている。

女装は男性にしか出来ないんだから、この世で最も男らしい行為は女装なのではないか?と言う事だ。


女装は男性にしかできない。女性は女性であるが故に絶対的に女装は出来ない。女装は倫理観や性差の垣根を越える。型破りで破天荒で男らしい。私が気付いていないだけで、世の女性達は女装に対してそんな男らしさを感じている可能性は否定できない。


これまで私が男らしさだと思っていた筋肉質な肉体や決断力や行動力と言った概念は偶像に過ぎず、男らしさを磨くとは同時に女らしさを磨くことでもあり、女装による男らしさからの解放とは男らしさの放出とも捉えられ、つまり女装とは全ての男性が追い求めるべき究極の男らしさの象徴だったのではないだろうか?


追い求めていた男らしさとはこんなにも遠い世界を表していたのか。開いた口が塞がらない。ひと夏の恋を経験する為に払うべき代償はとてつもなく大きすぎて、足の震えが止まらない。


例えば私に思いを寄せている女性がいたとする。デートをした際に待ち合わせ場所に私が女装をして現れたら、一体どこまでこのロジックを説明すれば理解を得られるだろうか?


初夏の晴れた昼下がり、駅で待ち合わせをする。彼女は少し早くついていて改札で私が来るのを待っている。


そこに私がスカートを履いて登場する。人混みをかき分け、さも当たり前であるが様にスカートをひるがえしながら悠然と現れる。


彼女は開いた口が塞がらない。遅れてごめんと、待ち合わせに少し遅刻した事を詫びながら「男らしい人が好きだって言っていたから、気合入れてきた」とだけ説明する。


彼女が目をぱちくりとさせながら私のスカートを指し、どうしたのかと尋ねてくる。私は同じ事を何度も説明させるなと前置きをし「男らしい人が好きだって言っていたから、気合入れてきた」とだけ説明する。


この辺りで彼女は膝から崩れ落ちて地面に倒れこむ。流石に言葉が足りなさ過ぎたのかもしれない。私は倒れこんだ彼女を支えながら、一から順を追って説明する。「実はね」


「キミが男らしい人が好きって言っていたから、僕なりに研究をしてきたんだ。どうしたら男らしい...男の中の男になれるかなって考えた時...女装なのかもしれないって答えに行き着いた。最初は躊躇したんだけど、キミにふさわしい男になって今日は会いたかった。一歩踏み出す勇気はキミから貰ったんだよ。」


「キミが今まで男らしいと思っていた筋肉質な肉体や決断力や判断力は偶像でしかなく、男らしさを磨くとは同時に女らしさを磨くことでもあり、女装による男らしさからの解放とは男らしさの放出とも捉えられ、女装とは全ての男性が追い求めるべき究極の男らしさの象徴なんだ。」


この辺りで周囲に野次馬が集まり始めるが、私は気にせずに続ける。「真の男らしさとは何か...」


「女装と言う未知の世界へと踏み出す決断力。また、その選択が最適であると選択する事が出来る判断力。女装をする事によって何もせずとも僕は男らしさを発揮してる状態であると言える。女装こそ男らしさであり、男らしさこそ女装なんだ。女装と男らしさは表裏一体で同じ世界線に存在していて、そのベクトルが向かう先に待ち受けるものは男らしさの原点。そして回帰だ。男らしさを追い求める事は男らしさに固執する事ではなく、男らしさを手放して初めて至る境地にこそ、真の男らしさは存在している。」


つまり


女装は男性にしか出来ないんだから、この世で最も男らしい行為は女装なんだ。


彼女は口から泡を吹いて意識をなくした。私も駆けつけた警察官に身柄を取り押さえられた。ひと夏の恋はまだまだ出来そうにない。

 

宣伝コーナー

先日、私の所属しているバンド「オミコシーズ」が新曲をリリースしました。

 

千葉県一筋30年。千葉県生まれ千葉県育ち、千葉県の奴はだいたい友達。千葉を愛し、千葉県に愛された男達が千葉を舞台にした夏ソングを作ってみました。

 

打倒、湘南!を合言葉に迎え撃つ我らが千葉県のスターティングメンバーは九十九里犬吠埼!野島崎!です。

 

ゆったりたっぷりのんびりすれば良い。そんな歌です。聞いてください。HOTELハーフムーン。

 

HOTELハーフムーン / オミコシーズ - YouTube